■葉山への遠い家路(前編)〜横須賀線での正しい帰り方

横須賀線の逗子駅からの乗車に関していろいろ書きまして、上りについては判ったといっていただけました。それで、今度は下りのお話です。これも私が利用している東京駅の話をベースと致します。

<らくらく乗車編>
○基本は始発だよね。
以前は東京始発だった横須賀線ですが、総武線と連絡することで始発がなくなったという問題があります。ただそれでも数本は残っていますので、その時間を覚えて乗車することが大事です。利用しやすい時間帯では19:15と20:13、ずっとはなれて23:37が折り返し始発車両になります。私の場合、特に乗りやすいのは20:13なのですけど、この後、20:32にライナーがくることを考えれば「同じ座って帰れて500円オトク!」な見逃せないチョイスです。私は早めの時はたいていこの電車でGOLDEN4を狙い、行きと同じ快適な帰宅をします。

○ちょっと高いライナーでいい旅夢気分
20:13 分を乗り過ごした後は、20:32にライナーがあります。ライナーは前述の通り500円の切符を購入して乗るので、ちょい高いのですが、昔の特急車両でグリーン車以上の座席でゆったり乗れるので、よく仕事をして「自分で自分を誉めてあげたい(C)有森裕子」気分の時にはご褒美として乗ることもあります。

ライナーは東京・新橋・品川で乗車させ、大船・鎌倉・逗子と停車します。これに乗るなら東京がベストだと思います。この電車は、乗車駅ごとに車両の割り当てがあるのですが、東京では6車両あるにもかかわらず、新橋・品川は1車両分しかありません。それで新橋品川ではチケットが売り切れて乗り損ねる可能性が高くしかも座席は満員になります。逆に東京ではぎりぎり1分前でも買え、平日ではまず全席売り切れることはないので、混み具合によっては2席使ってゆったり帰ることも出来ます。

余談ですが、ライナーに乗ると私はなんかそわそわします。この電車は乗ると腹が減るのです。東京駅の駅弁はろくなものがないので、弁当は目も眩むような品揃えの八重洲口大丸地下のほっぺタウンで買いましょう。一度友人と大丸でお弁当とビールを買って乗車したことがありますが、まさに至福でありました。

<過酷な遠距離帰宅傾向編>
○腹が立つ成田エキスプレス
成田エキスプレスは主に総武横須賀線を通り都内と神奈川に入ってきます。旅人としての自分が乗る時は現実離れした料金は別として、便利この上ないのですが、「通勤の人」になっているときはこんなに腹がたつ電車はありません。1時間に1本来る車両はほとんどがらがらで、あまつさえ東京駅で停車したりしています。成田エキスプレスの迷惑はさらに続きます。1編成入るとその後の普通車は反動で倍くらい込み合います。だから電光掲示板で次がエキスプレスの場合は、後続車に空き座席はないものとして、諦めていまの電車に乗るか、思い切って次の電車を一本見送ると思いのほか快適な時があります。思いつきですが、この電車、東京以降は降りるだけでしょう?あんながらがらで走らせるくらいなら、ライナーのように、空席を500円(ほんとは300円ぐらいがベスト)で東京以降の停車駅から乗れるようにしたら、随分みんな利用すると思うし、JRも儲かると思いますがどうでしょうか?

○11両というのもある
11両の車両編成は少ないのですが、これが時々あるんですね。まれに客先から直帰で早帰りをして、夕日を見つつ一杯飲みながら帰ろうと思い、鼻歌交じりでビールとイカクンなんかを買ってホームに立つと、突然早い時間には不似合いな混雑した電車が来ます。「オーマイガッ!!」これが11両です。早い時間は意外と多いので困り者です。選べるなら15両のほうがもちろん楽です。

<過酷な遠距離帰宅対策編>
○先頭車両に乗る
いろいろ技があると思いますが、乗る場所で降りる人が読める場合があります。例えば横浜駅は先頭方向に出口がある関係で、かなりの人数が降車します。そこで先頭車両でまつというのも手です。おおかたのJRの駅は中央部に階段がありますけど、お好みの場所を探せるといいですね。

○後部車両に乗る
ここにはクロスシートが残されていて、車両当たりの着席可能数が多いです。ここもおすすめ。チャンスは増えます。うまく座れると、クロスシートは疲れが少ないのでラッキーですね。以前の車両ほどではないにしろ魅力的です。

○人を見る(マンウォッチング)
ここからはマンウォッチングの世界です。私は朝とは逆に、女性の前に立ちます。理由は、男と女なら女性のほうが時間的に早く帰宅する可能性が高いので品川あたりで下りてくれる可能性があるからです。でも新橋あたりのスーパーで買った帰りのおかずを手に持っている場合は、地元の駅前スーパーがしまっている=駅着が遅いを意味しますので、遠い場合が多いです。早く降りる人は、寝過ごさないために本を読んでいることが多いです。本を読んでいる人を狙うといいかも?

○人を見る(思い込み)
もうここまで来ると社会学の世界(笑)横須賀線では、西大井、新川崎ではほとんど下りる人がいなくて、保土ヶ谷・東戸塚・戸塚は多いですね。そのへんで傾向を見ることが多いです。40台後半から50前後のサラリーマンは保土ヶ谷、戸塚が多いです。これはこの年代の人が住宅やマンションを取得した時、このあたりをで手を打った可能性があるとにらんでいます。30代のサラリーマンの場合は東戸塚が多い。ここらは横須賀線沿線では開発されたのが遅くて、新しいマンションや企業の家族向け社宅がめっぽう多く、30 代子連れの家族が多いからです。逆にもっと年配でリタイヤされている方は鎌倉当たりが多い。立派なみなりをしているお年寄りもほぼ鎌倉ですね。そしてぐっすり寝込んでいるサラリーマンと、ネクタイをしていない自由業っぽい人、大きな荷物を持ちぞうりを履いているサーファーは逗子でおります。絶対前に立ってはいけません。

■横須賀線東京駅下り時刻表

<深夜の逗子の物語♪>
○終電の図
終終電は東京発23:50です。遠距離通勤が体に染み込んでくると、どんなに酔っていても、体が時間を覚えていて、現在位置から移動時間と終電時間を PentiumIIIなみのスピードで逆算できるようになります。その前の電車からの時間が長いせいかホームは殺気立つこともなく、帰ることが出来ます。終電はまず座れません。これは混んでいるせいもあるけれど、アルコールによりからだの動きが緩慢になるせいもあります。なお、JRのサービスで一つの吊革に両手でぶら下がって目をつぶりながらぐるぐる回転しているオヤジと気持ち悪そうに体育座りをしている若者、だらしなく口を開けて寝るOLが「終電3点セット」として一車両に一組ずつ必ず配され、終電らしさを盛り上げています(嘘)。

○深夜の大運動会
さて、逗子駅につくと、もっとも逗子ならではのイベントの一つが待っています。鎌倉を出た頃から若者もどんなに爆睡していた酔っ払いも取り付かれたように、ゾンビよろしく前の車両へと移動していきます。そしてあるドアの前はとんでもないほどの人が。そして中にはジョギングシューズに履き替える人や、おやジャージ姿の人まで(嘘)。一体何が・・・。

なんだなんだ状態で見守っていると、電車が停車しドアが開く瞬間に一斉に階段へ突進するレースが始まります。彼らは3段とびで階段を「飛び(歩いていない)」、改札へ突進。改札に定期を通すのももどかしく(実際私は改札を定期を通さずにハードルのように飛んでいった人を見たことがあります(本当))、深夜の大運動会を繰り広げます。

彼らの目指すはタクシー乗り場です。経験的にはドトールコーヒーの前あたりまでの列は、待機していた、構内タクシー第一陣にありつけます。なるほどビジネスマンらしく隙のない動きで、時間のロスなく家路へとつくわけです。対照的におっとり刀でよたよたと来る私を含めた「おれはこんなとこで走りたくねえよ」派はそのあとはひたすら第一陣のタクシーが戻ってくるのを待ちつづけます。そんなみんなの「早く車来ないかな、バカヤロ」の熱い視線で、横浜銀行前の交差点は気温が3度上昇するほどです。タクシーは、時々現れて乗客を乗せていきますが、列は次第に険悪なムードになっていきます。列はどんどん短くなりますが、やっときた車に乗るのが一人だと判ると、あからさまに舌打ちする人(笑)などもいます。

以上ご参考になれば!なにか情報がありましたら掲示板にお願いします。