第一回何で葉山に住んでんの?!

葉山に住んでいると誰でもこのことは始終いわれると思います。なぜ、こんな遠いところに住むのか?第一回目は根元的なところをまず書いてみます。

私は葉山生まれです。生まれてこの方、大部分の時間をこの田舎町で過ごしてきました。学校は東京に通っていましたが、その当時からリアクションは二つでした。それは「いいところだよね〜」というのともう一つは「旅だよな。良く通えるよな〜!」でした。その後就職して一度はここを離れました。東京に近い社宅にも入っていながら性懲りもなくまた葉山にかえってきてしまいました。

私は自分でもわからなくなることがあります。葉山のどこがいいんでしょうか?もちろん葉山に生まれたからというのもあります。人間生まれたところが一番というのも確かにあるんですけど、それだけではないですね。他の土地との比較があまりできないのでなんですが、私にはいくつか思い当たることがあります。

葉山にはにおいがあるんです。

私は最近まで一時横浜に住んでいました。そのとき思ったのは町に全然においがないということでした。葉山では朝、海にいけば間違いなく潮の香りがありますし、少し暖かくなれば季節の花の香り、夕方になればどこからともなくたき火の匂い(これに私は弱い)がします。人間の住んでいる香りがするんですね。そんな人間臭いところがここにはあります。逗子駅を春から夏にかけて夜におりたつと潮の香りがするんです。そんなところが気に入っています。

それから葉山にはゆっくりとした時間が流れているというのもあります。

バス通りはそれなりに騒々しいし、実際夏(葉山の夏は5月から10月までといわれています)の期間は観光地なので夏なりの渋滞もします。でも一本裏に入ると「葉山時間」は確かに流れています。路地からお年寄りが出てきたり、大型犬をつれた人が道を通り過ぎたり、家の前に魚を売りに来たりしますが、一つ一つがのんびりゆったりしているんですね。平日東京にいると忙しくて一刻もはやく葉山に帰りたくなります。だらだらとした快適な空気がそこにはあるんです。反面、平日休日ともに葉山にいるとネジが果てしなく緩んできて、社会復帰は難しいかもしれません。それもまたいいか・・・。

そして葉山は適度に田舎で適度に町ということもあります。

東京から逗子まではほぼ一時間なのですが、葉山自体には駅がない(!)ために人口の流入が少なく平日は静かです。そして海と山に挟まれていますから、おいしいものが多く、季節によって景色の変化が大きく楽しめます。その反面、下水道や(あるところもある)や都市ガス(うちはプロパンです)などの整備は遅れていたり、交通機関のバスは渋滞で遅れますし普通よりつらい部分もあります。また今年配布される商品券などを使うための商店街はありません。それでも、クルマで横浜や東京に出る事も可能ですし、最近は町中に少しずつしゃれた飲み屋さんも出来てきました。それなりに楽しめる町であることは確かだなあと思います。そうしたところが葉山なのかもしれません。